横川~軽井沢間通過仕様の489系。
ボンネット先頭車は10輌(5組)製造されました。
10輌のうち残存するのは8輌、残存率80%。
ボンネットよりも後に製造された、489系の貫通クハ(5組)、非貫通クハ(4組)は
既に壊滅状態。
にもかかわらず初期車であるボンネットが
これほど高率で残ったことに驚くほかありません。
しぶとく生き残ってきたボンネット先頭車もいよいよ、
急行能登号の臨時化、車両変更によって、完全引退も近いと思われます。
最近ボンネットに目覚めた御方のために、
1分でわかるボンネット先頭車の基礎知識でも。
長岡方 上野方
クハ489-1、 501 昨年H04編成からH01編成へ組み換え
スカートタイフォーン
クハ489-2、 502 H01編成からH04編成へ組み換え
スカートタイフォーン まもなく解体合掌
クハ489-3、 503 H02編成
クハ489-3の運転席上ヘッドライトカバーなし
クハ489-4、 504 2002年廃車(金サワ しらさぎ・加越用K26編成)
クハ489-5、 505 H03編成
H01~H03編成 9連:能登号、ホームライナーに充当 時々はくたか号ダイソー
H04編成 7連 :共通予備編成 まもなく解体合掌
急行能登号 尾久へ回送 クハ489-501
2007年5月 東北本線 日暮里~鶯谷
ニコンF6 ニッコールAF300mmF4S TC-14 エクタクロームE100VS
クハ489-2とクハ489-502が、今まさに松任で解体されようとしています。
これら2輌は長年H01編成の先頭車でした。
急行能登号が489系で運転されるようになって以来、
長岡方先頭車、禁煙自由席9号車となるクハ489-2には幾度も乗りました。
H01~H03編成はそれぞれ先頭車等の形状に微妙に特徴があり、
沿線で撮っていて何が充当されるか楽しみでした。
私の好みはH01編成。
タイフォーンがスカートに付いており、
クハ489-502の直後のモハ488が初期型のモハであるため、
屋根上には碍子(ガイシ)がびっしり!
非常に古めかしい雰囲気に写るからです。
そんな馴染みのクハ489-2とクハ489-502に
心より合掌。
ちなみに・・・↓
特急しらさぎ12号 和倉温泉発名古屋行き
金サワK26編成 先頭はクハ489-504 2001年7月22日 七尾線敷浪
ニコンF100 ニッコールAF80~200F2.8D(N) RVP
489系ボンネット先頭車10輌のうち、ひと足先に逝ってしまった4、504。
上野直通特急の削減により、485系と混合でしらさぎ・加越編成に組み込まれていました。
2001年のサンダーバード用新車の大量導入に伴う玉突※きで不要となり、
廃車されました。
※サンダーバード用新型の増備
→スーパー雷鳥編成のパノラマグリーン車等をしらさぎに転用
→金サワしらさぎ・加越編成の485、489系ボンネット先頭車廃車